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2021/09/08

いつもご利用ありがとうございます。 「ナチュラルミネラルウォーター」の有機フッ素化合物の含有を調べたところ、未検出でした。

 生活クラブ・スピリッツ㈱では、昨年頃から話題になっている「ナチュラルミネラルウォーター」の有機フッ素化合物の含有について調べました。

 水道水における有機フッ素化合物(PFOS、PFOA)(※1)については水質基準がなく、水道法による規制はありませんが、2020年4月1日から水質管理目標設定項目とすること、PFOS及びPFOAの合算値で50 ng/Lを暫定目標値(※2)とすることが国から通知されています。
 
 これを受けて当社は、取り扱っているナチュラルミネラルウォーターについて、PFOS・PFOAの含有について製品検査を行い、PFOS及びPFOAの未検出(検出限界値5ng/L未満)を確認しました。

※1 PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、いずれも有機フッ素化合物の一種で耐熱性や耐薬品性に優れ、撥水剤、泡消火剤、金属めっき処理剤、表面加工フライパン製造用などとして幅広く使用されていましたが、有害性や難分解性を有することから、残留性有機汚染物質を規制するストックホルム条約で対象物質となり、国内では「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」により、PFOSは2010年に国内での使用・製造・輸入が一部例外の用途を除き禁止され、2017には例外の用途も廃止されています。PFOAについても2021年規制対象物質に指定されました。
※2 ヒトが生涯毎日2Lを飲用しても問題ないとされる値。ng/Lとは、水1リットルあたり10億分の1グラムの物質が溶解していることを表します。WHO(世界保健機関)の飲料水での水質ガイドライン値の設定はなく、毒性評価が国により異なる現状から、環境省は先行する諸外国の設定値の中で現在最も厳しいレベルを選択して暫定目標値としています。

「ナチュラルミネラルウォーター」の製造元、長野県塩尻市にある信州エコプロダクツのHPはこちら
https://s-ecopro.co.jp/

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