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2024/01/15
日本の伝統食「昆布」について考えてみませんか?
■ 縁起の良い昆布 = よろこぶ … 日本人と昆布の長いおつきあい
和食のだしの基本やお節料理の昆布巻きなどで馴染みが深い昆布を「喜ぶ・ヨロコブ」という言葉にかけてその大切さをいい伝え、縁起物として大事にしてきました。
1908年、池田菊苗博士は湯豆腐のおいしさに興味を持ち昆布の研究をすすめました。
その結果、「おいしさの」の正体がグルタミン酸であることを発見。博士はこの味覚を「うま味」と名づけ、人の第5の味覚であると発表しました。
昆布の主成分は、水溶性食物繊維「アルギン酸」「フコイダン」が約27%で、カルシウム、鉄、ナトリウム、カリウム、ヨウ素(ヨード)などのミネラルが豊富です。
■ みついし昆布について
北海道で採れる昆布は主に「真昆布」「羅臼昆布」「利尻昆布」「みついし昆布(日高昆布)」「長昆布」が代表的です。
「みついし昆布」とは学術用語であり一般には「日高昆布」と呼ばれ、北海道の旧・三石(みついし)町(現・新ひだか町)を主産地とし、日高地方の沿岸一帯に生息しています。
「みついし昆布(日高昆布)」はその中でも繊維質が多いため、早く煮え、非常に柔らかくなる万能型の昆布です。柔らかくなるのでお子様でも食べやすいのが特徴です。
■ 生産者「みついし昆布㈱」の思い
創業者である磯貝軍治は元々北海道の日高支庁管内で獲れるスケソウダラや生タラコを東京・築地に卸す仲買を手広く商っていました。
しかし年々漁が減り、自身も三石漁協の組合員として昆布漁をしており、1957年みついし昆布㈱を創業。
昆布流通の大半は、各漁協から北海道漁連に集められ、ここで共販入札され商社や加工業者へと卸されていきます。
しかし、黄色や茶色に変色して店頭に並ぶ昆布や、それが高値で取引されていることを嫌い、三石漁協から直に仕入れて加工、直接販売を行い、更に口コミで広がった全国からの個人注文を受けて発送する事業を開始しました。
1970年代、自らも前浜で漁をし、「漁も加工もする生産者」としてのこだわりが、当時石油パニックの最中に取扱品を再検討していた生活クラブ生協の目にとまりました。
加工食品から食品添加物の排除を求める生活クラブ生協の組合員活動が、化学調味料に頼らないで「だしをとる」調理技術を基本とした生活文化を問う活動として進められ、1979年に同生協と取引を開始。
販売上「日高昆布」として販売されていたものを、より素性を明確にするため「みついし昆布」とネーミングして、これにより良質のみついし昆布が、よりたくさんの消費者に届けられるようになりました。
■ 美味しい食べ方
※ 一番だしの取り方 お吸い物など
昆布10g/水1リットル
1.昆布の表面を、固くしぼった布きんなどでさっと拭きます(水洗いはしない)。
2.水に昆布を30分浸す。
3.中火にかける
4.沸騰直前で昆布を取り出す。
※ 二番だしの取り方 煮物、みそ汁など。
1.一番だしを取った後の昆布とかつお節と水を鍋に入れて強火にかけます。
2.一煮立ちしたら弱火にし、そのまま10分程度煮ます。
3.最後に、新しいかつお節を加え、一煮立ちしたらすぐに火を止め、灰汁(あく)をすくって取り除きます。
4.かつお節はかき混ぜず、自然に沈むまで待って、布きんやキッチンペーパー等で漉します。
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【みついし昆布 65g 】
【みついしきざみ昆布 40g 】